ファンが推す「3冠王」に最も近い男 若さと可能性…ヤクルト村上への期待の大きさ

[ 2021年1月5日 09:00 ]

ヤクルト・村上
Photo By スポニチ

 プロ野球で過去7人しかいない「3冠王」。現在の選手で誰が最も近いか。「新春アンケート」として、スポニチのツイッターアカウント「スポニチ野球記者’21」で読者、ファンに聞いてみた。セ・リーグ編で候補に挙げたのは4人。ダントツのトップは村上宗隆(ヤクルト)だった。

 村上は半数以上を占める57%。以下、鈴木誠也(広島)が22%、岡本和真(巨人)が13%、大山悠輔(阪神)が8%と続いた。キャンプイン直後の2月2日に21歳になる若武者。洋々たる未来が広がる村上へのファンの期待の大きさが伝わってきた。

 投票してくれたファンからは、村上ならぬ、村「神」との声がいくつも聞かれた。「村神様に決まってるやろ」「元旦から神様に投票できるなんて…。幸甚に存じます」「そら村神様よ」。さらに「弱冠20歳にして12球団唯一のフルシーズンを4番で出場。恐ろしいことにここからまださらに成長する可能性が秘められている」や「村上くんは何もかもが桁外れなのと本拠地が神宮なのとで有利だと思うな」などの意見が多数、寄せられた。

 昨季の成績は打率・307がリーグ5位、28本塁打が同2位、86打点も同2位。なるほど、「令和初の3冠王」に近い存在であるのは数字を見ても明らかだ。プロ野球の3冠王は2004年の松中信彦(ダイエー)が最後。セ・リーグに限れば1986年のバース(阪神)以来、出ていない。村上はなんといっても、若い。今季も含めて、これから何度でも3冠王に挑戦できると考えれば、ファンならずとも胸が躍る。

 ちなみに新春アンケート、パ・リーグ編も聞いた。こちらは柳田悠岐(ソフトバンク)が69%でトップ。2位の吉田正尚(オリックス)の17%を大きく引き離した。新春。年が明ければ、春季キャンプまでもう1カ月もない。また新しいシーズンが始まる。2021年、無事に試合が行われることを誰もが願っている。(記者コラム・鈴木 勝巳)

続きを表示

2021年1月5日のニュース