阪神・ガンケル 開幕ローテへ17日最終テスト「自分らしい投球をして、役割を全うする」

[ 2020年6月16日 05:30 ]

キャッチボールを行うガンケル(撮影・北條 貴史)
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 17日の2軍・中日戦に先発するガンケルが球団を通じて取材対応。開幕までの最終登板となるマウンドへ意気込みを語った。

 「最終テストなどを考えずに自分らしい投球をして、役割を全うすることが目標だ」

 おそらく開幕カードの巨人3連戦にベンチ入りはしていないが、ローテーションから外れたわけではない。2カード目の23日からのヤクルト3連戦中のデビューをめざす。外国人枠を最大限に有効活用したい首脳陣の思惑があり、第3戦が濃厚なガルシアと「登録←→抹消」の入れ替え策に身を置くことになる。

 課題は明確だ。「体の開きが早かったから、前でリリースすることを意識して投げるよ」。前回10日の広島との練習試合では2本の満塁弾を浴びて4回8失点。翌11日の練習で矢野監督から助言をもらい、緊急フォーム改善に努めてきた。

 当初の3・20開幕ならば番手はもっと上だったが、対外8試合の防御率8・10で評価を下げた。福原投手コーチからも「いい結果が出れば1番いいですが、結果が出なかったらまた考えないといけない」と突きつけられ、さらに厳しい状況に追い込まれる可能性もある。飯田らが逆転先発入りを目指しており、予断を許さない。

 「優勝するために自分のできることを全力で行うことが、矢野監督の期待に応えることだと思うから、貢献できる様に頑張るよ」

 この日は甲子園での投手指名練習に参加し、キャッチボールやショートダッシュなどで準備を完了。持っている力はエース格。首脳陣の期待度も大きく、注目の登板となる。(長谷川 凡記)

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