阪神「ファンともっと!」新ファンサービス発表 矢野監督中心、チーム一体になって発案

[ 2020年6月16日 05:30 ]

阪神・矢野監督
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 阪神は15日、6月19日に無観客で迎える開幕へ向けたファンサービスの新企画「ファンともっと!」プロジェクトを実施すると発表した。矢野燿大監督(51)が中心となり選手、コーチらが発案。甲子園球場の一塁ベンチに飾る応援メッセージや似顔絵の募集に加えて、ホームランボールなどもプレゼントする。19日には特設サイトを開設予定で、今後実施するイベント等を順次発表していく。

 たとえ無観客でも虎党の力を欠かすことはできない。開幕まであと3日。選手たちが最終調整に入った舞台裏では、チームとして新たなファンサービスへの準備も進んでいた。題して「ファンともっと!」。発案の中心となった矢野監督は温めていたプロジェクトを明かした。

 「ファンの皆さんにも一緒になってやってもらうというところで、一緒に戦ってもらうというモノをやっていければ、お互いにとっていいのかと思う」

 ファンとの“共闘宣言”だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動停止期間中には、チーム内でオンライン会議を実施。無観客を見据えた新たなファンサービスについて議論を重ね、新企画の実施を決めた。

 球団初のプロジェクトだ。まずはファンクラブ会員限定の「タイガース史上“最”接近応援!」と題し、一塁ベンチに飾る応援メッセージや似顔絵を募集。また、ビジョンに表示するメッセージや応援写真をTwitterなどで募集する「『#虎エール』をつけてあなたの歓声を“もっと!”届けーる!」や、ホームランボールなどをプレゼントする「うれしさ“もっと!”直筆サインプレゼント!」などの企画だ。

 「理想を言えば、ファンの人も盛り上がってくれて、俺らも一緒になって盛り上がれたり、一緒になって喜びあえたり。そういうモノが見えてくることがあると思う。ファンの人の率直な意見を聞かせてもらってね」

 ファンから寄せられたアイデアを実施する「ファンプロデュースデー」の実施も検討している。ファンや医療従事者に向けた選手のメッセージを、23日のウエスタン・オリックス戦から甲子園球場のライトスタンドに横断幕として掲出。今季へ向けた戦闘態勢は整った。世界中に存在する虎ファンの強力なパワーを原動力に、矢野阪神が未知の戦いに挑む。(山本 浩之)

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