プロ野球 無観客開幕ながら観客7月10日からの可能性も 安倍首相言及「段階的に観客を増やしていく」

[ 2020年5月26日 05:30 ]

開幕を待つ東京ドーム
Photo By スポニチ

 プロ野球は25日、オンラインで12球団代表者会議を開き、開幕日を6月19日に正式決定した。

 観客を入れる時期が今後の焦点。緊急事態宣言を解除した安倍首相は「プロ野球も来月、まずは無観客から再開していただき、段階的に観客を増やしていく」と次のステージにも言及した。

 政府は新型コロナウイルスへの基本的対処方針を改定。イベント制限の段階的緩和の目安を示し、ステップ(2)として6月19日から無観客、ステップ(3)として7月10日からは5000人または収容人数の50%(どちらか少ない方を限度)の集客が目安となると示した。移行期間終了のめどを8月1日とし、人数での制限をなくし収容人数の50%までとした。

 政府の指針に強制力はないが、ならうならば少なくとも7月9日までは無観客。感染の再流行などの後退がなければ、早ければ同10日から観客が入場できる可能性がある。懸案だった「全国の県をまたぐ移動」も6月19日以降は認められる。

 斉藤コミッショナーは政府から通知は受けてないとし「我々は無観客でも何とか開催できないかと討議してきた。状況が改善すればお客さんを入れることを考えられるが、詳細は討議していない」と説明した。実際には各球場がある自治体の理解が必要。集客開始に地域差が出るのは好ましくないという見方もあり球界として慎重に議論していく。関係者には「夏ごろには」という思いがあったが、国から一つのロードマップが示された。

続きを表示

2020年5月26日のニュース