阪神・糸原 人生初自炊トレ「料理は結構、身体動かすので」

[ 2020年4月20日 05:30 ]

甲子園で自主練習を行う糸原(球団提供)
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 阪神の糸原が19日、甲子園球場での自主練習後にオンライン取材に応えた。自宅待機期間では過去2年間の打撃を動画でチェックし、今季への準備を進めた一方、料理にも挑戦した。

 「ハンバーグ作ってみたり、カツ丼好きなんで挑戦したり」
 キッチンからの景色は、ひと味違った。約3週間に及んだ自宅待機期間は、1人暮らしの27歳に多くの選択と機会を与えた。自室でのトレーニングを目一杯行っても、時間はたっぷり残る。映画鑑賞に時間を割く中「身体も動かしたい。料理は結構、身体動かすので」と立ち上がった。

 「米を炊いたのも初めてで、1回失敗しました。そこで挫折しかけたけど、ここで逃げたら料理一生しないなと思って」。ご飯一杯からのスタートから、料理レシピサービス「クックパッド」を相棒にメニューを増やした。「めちゃくちゃパラパラのやつを」と、動画を参考に、こだわりのチャーハンも完成。毎日の掃除も欠かさず「主婦みたいになっちゃいました」と思い切りはにかんだ。

 それでも、ほとんどの時間を費やしたのはシーズンへ向けての準備。過去2年と今年の映像で気づいた点をノートに記入し、対戦投手の特徴も追記した。「良い時はこう、悪い時はこうなってるんだと、この時間で発見できたので、めちゃくちゃ良かった」。

 この日は、約2時間半、解禁された屋外フリー打撃などで汗を流し「気持ち良く打てたので、やっぱり甲子園で練習ができる喜びを感じた」と充実感を漂わせた。「絶対開幕する日が来ると思うので、ファンの方々に最高なパフォーマンスを見せれるように頑張りたい」。目標だけはブレさず、キャプテンは力強く歩みを進める。 (遠藤 礼)

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2020年4月20日のニュース