西武新助っ人・ギャレットが完璧救援、わずか2日でフォーク習得 自己最速157キロも出た

[ 2020年3月6日 18:39 ]

オープン戦   西武1―2広島 ( 2020年3月6日    マツダ )

<広・西>5回途中から登板した西武・ギャレット(撮影・奥 調)
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 たった2日で投げちゃった!西武の新助っ人・ギャレットが5回1死一塁の場面で2番手で登板。自ら「回をまたいで投げたい」と志願したマウンドで、1回2/3を無安打無失点、3奪三振と完璧な投球を披露した。

 直球は自己最速の157キロを計測。それ以上に驚かされたのは、わずか2日前で豊田投手コーチから伝授されたばかりだというフォークだ。

 4日にB班(2軍)のキャンプ地・高知で「日本で投げるなら、フォークが持ち球にあった方がいい」と勧められたという。練習したのは30球ほど。もともとスプリットを投げていたが、落ちが悪くて封印していた。今回は豊田コーチの直伝で握りを微修正。6回1死の場面では野間をフォークで遊ゴロに仕留め「いい感触で投げられた」とうなずいた。

 豊田コーチといえば、抜群の制球力と切れ味満点のフォークを武器に西武時代の2002、03年に2年連続最優秀救援投手に輝いた。直伝のフォークに150キロ台終盤の直球で中継ぎ争いに殴り込みをかける。

 昨季パ・リーグ新記録の81試合に登板した平井、平良らがリリーフに控えるが、西口投手コーチが平井に「(ギャレットが)お前のポジションを狙ってるぞ!」と冗談めかして声をかけるなど、この日の助っ人の投球はインパクト大だった。

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2020年3月6日のニュース