「紀州の剛腕」落合秀市、独立L兵庫に入団「NPBに1年で…自分に合ってる」

[ 2020年2月4日 11:03 ]

関西独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズの入団会見で抱負を語る落合秀市
Photo By スポニチ

 高校時代に「紀州の剛腕」と呼ばれ「BIG4に匹敵する逸材」と評価されていた落合秀市投手(18=和歌山東)が4日、兵庫県三田市内で関西独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズの入団会見に臨み、“落合節”全開で改めて最短1年でNPB入りに挑戦する考えを表明した。

 独特の言い回しは健在だった。「就職はいつでもできるので、今のうちに野球をやっておこうと思った。お金を稼ぎたいので、確率が高いのが野球かな、と」と経緯を説明。強豪の大学、社会人やMLBからもオファーがあったというが「NPBに1年で行ける。自分に合ってると思った」と兵庫を選択した。MLBに挑戦しなかったのは「アメリカはビビったので行かなかったです」と率直な気持ちを明かした。

 落合は昨夏の和歌山大会で日米13球団のスカウトが大挙して視察した最速148キロの右腕。プロ志望届を提出したが昨年10月のドラフトで指名がなく「もう野球はいいです」と競技を辞め、就職する意向を示していたが、素質を高く評価する周囲の説得で翻意。ところが昨年11月23日の兵庫の入団会見には「進路に迷いがある」として欠席していた。

 この日は“リベンジ”の会見。11月に出席しなかった理由については「まだその時決めきっていなかった」とし「友達とか(和歌山東の米原寿秀)監督さんとかいろんな人から『野球続けやなもったいない』と言われた。自分は考え方も幼いので、大人になっていけるように。(米原)監督からは『自分で決めたんだから頑張っていけ』と言われました」と支えてくれた人たちへの感謝も口にした。

続きを表示

2020年2月4日のニュース