メジャー挑戦の筒香「強打の外野手」ライバル多し 秋山は「守備力」「足」プラス材料に

[ 2019年10月30日 06:45 ]

報道陣からの質問に答える筒香(撮影・村上 大輔)
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 【記者の目】「フライボール革命」を契機に、現在のメジャーは本塁打で打ち勝つ野球がトレンドだ。今年のポストシーズンに進出した10球団中、9球団は2桁本塁打を記録した選手が10人以上いた。今月7日、CBSスポーツで筒香の獲得候補に挙げられた5球団の一つ、ホワイトソックスは今季182本塁打で30球団中25位と長打力が欠けていた。残りのインディアンス、ロッキーズ、ジャイアンツ、マリナーズもチーム本塁打10傑に入っておらず、ホ軍、ジ軍の地元メディアは筒香の紹介記事を掲載した。

 ただ、強打の外野手で勝負する筒香はライバルが多く、年俸が200万ドル(約2億1800万円)程度に抑えられる可能性もある。代理人は出来高を多く設定して短い年数の契約、もしくは1~2年でオプトアウト(破棄)できる契約を結び、活躍した後に再契約する戦術も視野に入ってくるだろう。

 一方、秋山はパワーでは筒香に劣るが、中堅を守れる守備力と足が武器になるのはプラス材料。同タイプのアベレージ型外野手として、イチロー(元マリナーズ)、青木(現ヤクルト)が活躍した例もある。年俸400万~500万ドル(約4億3600万~約5億4500万円)の3年契約が攻防ラインではないか。(スポーツ部野球担当デスク・大林 幹雄)

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2019年10月30日のニュース