大谷は“喜神”で成功つかんで　栗山監督「どんなにつらい練習でも」

エンゼルスの入団会見でユニホーム姿を披露した大谷。二刀流を盛り上げる
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　日本ハム・栗山監督が大谷に新年の言葉を贈った。昨年１２月２５日に札幌ドームでのお別れ会見に同席。必死に涙をこらえ、笑顔で送り出した愛弟子にこう言った。

　「これからが伝説の第２章の始まり。今年が翔平（大谷）にとって本当のスタートの年になる」。栗山監督は二刀流でメジャーに挑むこの一年が重要になると指摘し「今年は世界一の選手になるためのいろんな経験をしてほしい」と続けた。

　年頭に栗山監督は「喜神（きしん）」という言葉を掲げた。どんな状況をも自分のためと喜んで受け入れ、やっていく。そうした心の奥底の持ち方を表す言葉で、すでに大谷は持っているという。「翔平はどんなにつらい練習でも、本当に楽しんでやる。この練習が自分にとってどれくらい大切かを分かっているからなんだ」。メジャー元年、「喜神」を備えた二刀流の成功を栗山監督は信じている。