清宮 大打者への道語る3「そんなに遊びたいというのはない」

[ 2018年1月1日 05:30 ]

ファンに向けて年賀状を差し出す清宮
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 ――大谷選手は「誰もやったことがないようなことをやりたい」と言い、二刀流で成功した。清宮選手も「ポスト誰々は嫌」と言っている。

 「唯一無二の存在でいたいというか、やっぱり今までの素晴らしい選手の方々はその人、その人が凄く輝いていて、その人その人によって色があるというか、特長があると思っている。大谷さんだったら、二刀流とか球の速さだと思うんですけど、自分は打者なので飛距離、本塁打の数、打率とかいろんな面で、“やっぱり清宮しかできない”ということができればなと思っています」

 ――王貞治氏が持つプロ野球記録の通算868本塁打であったり、シーズン記録の60本を目指している。

 「やっぱり、王さんは早実の先輩ですし、高校の時から応援してくださっていた方なので、やるからには自分も一番がいいと思っているので、目指さなきゃいけないと思います。やるからにはそこまでやりたいと思っています」

 ――1年目から試合に出続けたいか。

 「もちろん出たいです。出たくない人はいないと思う。(2軍の)鎌ケ谷にずっといるんじゃなく、北海道でという思いは強い。やっぱり、1軍で活躍してなんぼだと思っています」

 ――新人合同自主トレが始まる。大谷選手も鎌ケ谷で自主トレをする予定だが、見てみたいことや聞いてみたいことは。

 「バッティングを見たい。聞きたいことは1年目で困ったこととか。プライベートや野球のこともそうですし、人付き合いとかいろいろ。そういうのを聞けたら」

 ――その大谷選手と同じように、栗山監督からの許可が出ないと外出できない。

 「自分はそんなに遊びたいというのはない。野球をやっていればそれでいい感じなので、そこはあまり気にしていない。むしろそうしてくれた方がありがたいです」

 ――栗山監督の印象は。

 「会う前と会ってからで印象が変わったというのはないんですけど、自分がイメージしていた通りというか。個人個人を凄く尊重してくれていて、かつ、チームとして勝つためにどうしていくかというのを考えていらっしゃる方。本当に枠にはまらないというか、そういうところが自分も凄く合っているというか、伸び伸びやっていけそうだなと。本当にいい監督に出会えたなと思っている」

 ――その栗山監督が2020年の東京五輪までに中軸を打てるくらいに育てたいと言っている。

 「自分も出たいと思っていますし、やっぱり東京でやるので、出たくない人はいない。少なくとも自分にはチャンスがあるので、しっかりやれることはやって。3年目のシーズンですけど、1、2年で本当に頑張って、自分を中心に回るような選手になっていければと思います」

 ――長嶋茂雄氏も東京五輪で4番を打てるだけの素材だと言っている。

 「これから次第だと思うんですけど、早く木に慣れて、球に慣れて、たくさん経験を重ねながら成長できればなと思います」

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