オリ　エース金子で５４日ぶり最下位脱出　鷲キラー全開

＜楽・オ＞７回を３安打無失点で５勝目の金子

パ・リーグ オリックス２―０楽天

（8月4日 コボスタ宮城）
　オリックスのエース金子が６月１１日以来、５４日ぶりの最下位脱出に導いた。

　３回まで一人の走者も許さない完璧な立ち上がりに、「中盤は野手に助けられた」と、駿太や内野手の好守にも支えられて７回を３安打無失点。１１０球の球数を考慮されて８回から継投策に入ったが、完封した４月３０日と合わせて今季楽天には１６イニング連続無失点。通算でも２５勝４敗１セーブと、完全なキラーぶりを発揮した。

　特に直球のキレが良く「決め球にも使えた」と調子の良さをうかがわせた。７月１８日のソフトバンク戦は腰痛のため５回降板したが、その後２度の登板では気にする素振りも見せず、「体の状態は悪くない」とキッパリ。今後の巻き返しも予感させる快投で、福良監督も「きょうは守り勝ち。エースで勝てて大きいし、連敗を止めてくれた」と手放しで喜んだ。西武を抜き、今度は４位楽天に照準を合わせる。

　▼オリックス・Ｔ―岡田（推定１３０メートルの１７号ソロ）完璧です。今年一番の当たりだと思う。そこまで思い切り振ったわけではないが、今年はよく飛ぶホームランが多い。