コーディエ150キロ超ツーチーム解禁 福良監督絶賛「球重そう」

[ 2016年2月2日 06:10 ]

小林コーチ(右)、酒井コーチが見守る中、ベールを脱いだ166キロ右腕のコーディエ

 オリックスの宮崎キャンプ初日では最速103マイル(約166キロ)右腕を自称する注目の新戦力、エリック・コーディエ投手(29)が実力の片りんを見せつけた。福良監督が視察できるように時間を調整したことで最大10人投げられるブルペンを独占。「ちょっとナーバスになったよ」と苦笑いも、35球の中にキラリと光るものをちりばめた。

 特に13球目に解禁したツーシームを福良監督は「落ちもいいし、使えるボール。全体的に球が重そう」と評価。新守護神と期待しており、150キロ超といわれる高速ツーシームは大きな武器になりそうだ。受けた瓜野ブルペン捕手も「150キロぐらいに感じました。手が大きいし、僕らがゴルフボールを投げるような感じ」と威圧感たっぷりの投球姿を表現した。

 まだ試運転段階だから先行きが楽しみだ。コーディエは「初日にブルペンに入る準備をしてきた。まずは日本のマウンドに慣れること」と目的を明かした。日本の公式球や柔らかいマウンドに苦しむ場面があっても徐々に修正する姿も見せ、酒井投手コーチは「対応力もありそう。クローザーで一番怖い長打の可能性も少なそう」と期待を膨らませた。不安視された最大のピースがうまくはまりそうだ。

 「もう3回はブルペンに入っているし、あと2、3回投げたら、打者と対戦できる」と予告。第2クール中にも、フリー打撃登板の可能性が出てきた。(鶴崎 唯史)

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2016年2月2日のニュース