オコエ緊張MAX「バッティングガチガチ」“常識”も知らず

[ 2016年2月2日 05:30 ]

オコエがティー打撃の初球を空振りし、礒部コーチ(右)に声を掛けられる

 アピールしたい。でも、できない。楽天のドラフト1位・オコエ(関東第一)は強烈な緊張感に襲われた。雨のため、室内練習場で行われたフリー打撃。梨田監督が真後ろで見守るなど首脳陣が熱視線を送る中、快音はなかなか響かない。久米島の空模様のようにバットも湿りがちだった。

 「首脳陣の目があって、固まり過ぎてしまった。気にしすぎるくらい意識して、バッティングがガチガチになってしまいました」

 35スイング中、安打性の当たりはわずかに6本。それよりも目立ったのが打ち損じだ。何本もポップフライを打ち上げる姿に、梨田監督は「緊張は当然しているだろうが、タイミングの取り方が少し遅い。あれだと速くない球にも差し込まれる」と課題を挙げた。

 報道陣約180人が詰め掛けたキャンプ初日。練習前の集合では緊張からか、なぜかバットを手に…。ウオーミングアップ前に慌てて置きに行くなど、あたふた。マシン打撃の最中には自打球から足を守るレガースを装着しておらず、礒部打撃コーチに注意される一幕もあった。「雰囲気にやられてしまった」と1軍選手の放つオーラに終始、圧倒されっぱなしだ。

 だが、この程度でヘコたれるような並の新人でもない。「この空気を押しのけるくらいの気合でいきたい」。キャンプ前日に誓った「気合マックス」で、躍動感あふれる姿をアピールするつもりだ。「いろいろな部分を先輩と比べ、差があったところを徹底的に課題にしていきたい」。キャンプは始まったばかり。周囲の期待を力に変える。(徳原 麗奈)

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