超G粛の秋 門限繰り上げ、休日ゴルフ禁止で野球漬けに

[ 2015年11月4日 05:30 ]

坂道ダッシュする(左から)寺内、松本哲、長野選手会長を見守る高橋新監督(奥)

 3選手が関与していた野球賭博問題を重く受け止め、巨人が宮崎での秋季キャンプ(7~20日)で選手に厳しい規則を課す。門限の繰り上げや休日のゴルフ禁止などが、この日、首脳陣と選手に通達された。

 門限は、通常練習日が午後10時半から10時、休前日は午前1時から0時に変更。これまで明確化されていなかった休日は午後11時に定められた。川崎市のジャイアンツ球場での秋季練習を見守った高橋新監督は、規則の厳格化について「今いろいろ(問題が)ありますが、それ以前に野球をしに、練習をしに行くわけですから。受け入れるべきだと思います」と神妙な表情で話した。

 例年11月下旬に行う球団納会と納会ゴルフコンペの自粛も決定済み。久保博球団社長は、先月5日の会見で「綱紀粛正はすぐにでもやらないといけない」と話していた。今回の決定も再発防止策の一環。グラウンド外の行動に関して、これまで以上に自らを律する。門限は1分でも遅れた選手には、ペナルティーが科されるもよう。気分転換を兼ねてラウンドする選手も多かった休日のゴルフも禁止し、より野球に集中させる環境を徹底する。

 新選手会長の長野も「野球をするために行く。しっかり鍛え直す」と表情を引き締めた。リーグ4連覇を逃し、追い打ちをかけるような野球賭博問題。高橋新監督の秋季キャンプは野球漬けの日々になりそうだ。

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2015年11月4日のニュース