マー君 新基地で復活へ “本格的”ジム完成、右肘強化

[ 2015年2月18日 05:32 ]

タンパ入りし初練習する田中

 キャンプ地も万全サポートだ。メジャー2年目を迎えたヤンキース・田中将大投手(26)が17日(日本時間同日深夜)、キャンプ地で練習を再開した。前日にニューヨークからまい夫人、愛犬ハルとともにチャーター機で現地入り。午前10時前に球団のマイナー施設に姿を見せた。

 ニューヨーク滞在中は雪の影響でヤンキースタジアムのグラウンドが使えず、球場内の通路でキャッチボールをこなした。しかし、タンパは気温20度を超える暖かさで、田中も心地よさそうに体を動かした。

 キャンプ地には新施設として本格的なトレーニングジムもお目見えした。メーン球場となるジョージ・M・スタインブレナー・フィールドの一塁側に、新たな施設が増設されていた。これまで球場のロッカールーム横にあった約60平方メートルの手狭なトレーニングルームの約6倍の面積を誇るジムが誕生。昨年、右肘のじん帯部分断裂で約2カ月半離脱した田中にとっては、より充実した筋力トレーニングを行うことができる。

 黒田が広島へ移籍した今季、首脳陣は田中にエースとして、32試合の先発登板を希望している。ラリー・ロスチャイルド投手コーチは同地のマイナー施設で報道陣に対応し「状態はいいと聞いている。彼には去年の経験がある。調整を急がせる必要はない」と全幅の信頼を寄せた。

 真価の問われる2年目へ、キャンプ地の自主トレでは新たなジムをフル活用しながら、21日(同22日)のバッテリー組のキャンプインを迎える。

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