14年ドラフトの目玉、済美・安楽の進化 体脂肪率20→13%に

[ 2014年1月2日 05:30 ]

済美の安楽

 2014年のドラフトは西日本が熱い! 最速157キロを誇り目玉の一人である済美・安楽智大投手(17)はもちろん、異色の超秀才右腕・京大の田中英祐投手(21)ら大学球界にも逸材が揃う。

 張り詰めた空気が漂う。寒風吹きすさぶ、12月の愛媛県松山市内の済美球技場に鬼の形相で全部員を束ねる安楽の姿があった。挟殺プレーの練習では怒声が飛んだ。「活気がない。しっかり声を出せ!」―。主将のひと言で練習はさらに引き締まった。

 「背中で引っ張る。ただ単に野球がうまい、センスがある、スピードが出る、本塁打が打てるというキャプテンではダメだと思っています」

 エース、4番、主将として挑む、高校生活最後の1年はすでに始まっている。14年のアマ球界は、間違いなくこの男を中心に回る。計772球の力投が光った今春選抜で準優勝。夏の愛媛大会では自己最速157キロを叩き出した。右肘の違和感を訴えた秋の同大会は西条に惜敗し来春選抜出場は絶望的な状況だが、心は切り替わっている。

 「入学後、(上甲)監督さんとかわした約束が3つあります。夏の甲子園優勝、球速160キロ、ドラフト1位。来年の夏にまず2つ達成したい。そしてドラフト1位でプロに行ける選手に」

 3つの夢をすべてかなえるべく、今は走り込み中心の練習を行う。1日のノルマは10キロ。ダッシュだけでこれだけの距離を走る。食生活も改善した。苦手なピーマンも食べ野菜摂取を心掛ける。この冬、体脂肪率は20%から13%まで落ちた。「“このままじゃヤバい”という危機感と“よし、やってやるぞ”という気持ちです」。怪物はさらなる進化を遂げている。

 ◆安楽 智大(あんらく・ともひろ)1996年(平8)11月4日生まれの17歳、愛媛県松山市出身。高知市立高須小2年から「高須ザイオン」で野球を始め、投手。小3時に道後小に移り「東雲イーグルス」へ。道後中では「松山クラブボーイズ」に所属。済美では1年からベンチ入り。50メートル走6秒5、遠投110メートル。最速157キロ。1メートル88、90キロ。右投げ左打ち。

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