【14年ドラフト展望】早大コンビが1位候補 大学生は豊作 投手に逸材

[ 2014年1月2日 08:49 ]

早大・有原

 大学生に逸材がそろう14年秋のドラフトは、昨秋(3人)を上回る人数の大学生が1位指名されそうだ。

 早大の投打の中心、有原航平投手(21)、中村奨吾内野手(21)は1位指名が濃厚。有原は高校時からドラフト上位候補として注目を集めたが大学に進学。150キロ前後の直球を持ちながら安定感に欠ける投球が続いていたが、昨秋は力でねじ伏せる投球でリーグ1位となる防御率0・72をマーク。ようやく能力に成績が追い付いてきた。

 中村は俊足好打の二塁手で、1年秋に定位置をつかむと大きなスランプなく毎シーズン安打を積み重ねた。3年になると打撃に力強さを増し、3年秋にはリーグトップとなる4本塁打を放った。同じ東京六大学野球リーグでは法大・石田健大投手(20)、明大・山崎福也投手(21)の両左腕もドラフト1位候補。ともに140キロ中盤から後半もマークする直球が力強い。

 東都大学野球リーグにも逸材がずらり。高3時に興南を甲子園春夏優勝へ導いた中大・島袋洋奨投手(21)は大学で故障を経験しながらも力強さを増し、球速は150キロに到達。奪三振マシンぶりは健在で大学でも投球回数とほぼ同数の三振を積み重ねている。

 亜大・山崎康晃投手(21)はソフトバンク・東浜巨投手や昨秋ドラフトで広島から2位指名された九里亜蓮投手ら上級生に逸材ぞろいだった2年時までは出番が限られていたが、3年時は春防御率1位、秋も防御率2位と開花。バネのあるフォームからキレのあるボールを投げ込む。

 駒大・江越大賀外野手(20)は高い身体能力に加え、リーグ通算9本塁打の長打力も魅力。下級生時は低打率にあえいだが、徐々に確実性も増してきている。

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