マー君に聞く「きつかったが、試合になれば集中できた」

最優秀選手賞に選ばれ、笑顔で会見する田中

プロ野球コンベンション

（11月26日）
　【楽天・田中に聞く】

　――今の気持ちは。

　「ＭＶＰは優勝チームから選ばれることが多い。こうして優勝して、この賞を頂けたのは凄くうれしい」

　――今年１年を振り返って。

　「ＷＢＣからスタートし、アジア・シリーズまで進むことができた。最高のシーズンを送れたと思うが、初めてのことだったので、振り返ってみると長かった」

　――充実していたのでは。

　「チームとして日本一となり、自分もローテーションを守って投げられた。しっかり仕事ができた」

　――２４勝負けなしでシーズンを終えた。

　「田中は“どこまで勝つんだ”より“いつ負けるんだ”という報道の方が多かった。きつかったが、試合になれば集中できた」

　――日本シリーズでの１敗は。

　「あの１敗によって、すべてが消された気持ちになりました」

　――家族の存在は。

　「家に帰って誰かいるというのは心強いですし、体調面でも支えてもらいましたし、迷惑をかけたので、こうして結果で（里田まい夫人に）恩返しができて良かった」

　――来季の目標は。

　「今年も満足はしていません。来年以降、投球内容、投球の質を求め続けながら結果を残せていけたらいい。投手としてもっと上のレベルにいけるようにしたい」