目指すは沢村賞&日本一 藤浪「全体的にレベルアップしたい」

[ 2013年11月27日 09:19 ]

新人特別賞を受賞しインタビューに答える阪神・藤浪(中央)。右は菅野

 来季は「沢村賞」を、日本一につなげたい。新人王に準ずる新人特別賞を受賞した阪神・藤浪晋太郎投手(19)が26日、都内ホテルで開かれたプロ野球コンベンションに出席した。今季は惜しくも新人王を逃したが、高卒ルーキーで10勝6敗、防御率2.75と堂々たる成績を残した。2年目の来季は最優先事項である「日本一」に貢献すべく、さらなる飛躍を誓った。

 高卒1年目からいきなり10勝を挙げ、チームの2位躍進に貢献した。そして、この日はMVP、沢村賞、ベストナイン、各部門リーグリーダーなど、球界の「一流」が一堂に会するコンベンションの舞台に立ち、新人特別賞を手にした。「球界のエース」と呼ばれる日へ向け、藤浪は着実に歩みを進めている。

 「すごく光栄な賞をもらえて、嬉しい気持ちでいっぱいです」

 壇上で受賞の喜びを口にした背番号19。とはいえ、手放しで喜んでばかりでもなかった。藤浪の視線は、早くも来季を見据えていた。

 「来季は(新人特別)賞をもらっただけの活躍を見せられるよう頑張りたい」

 いつまでも今季の余韻に浸っているつもりはない。来季へ向けた勝負は、すでに始まっている。

 「もらえたら、もらえたでありがたいですが、それ(沢村賞)を狙っていくわけではない。ただ1年間やってきた成果として、そういう賞をもらえたら、ありがたいことですね」

 個人成績よりチーム成績を優先する男。常にチームの勝利を最優先事項に掲げる藤浪の来季目標は、ただ一つしかない。それは「日本一」だ。ただ、猛虎がその目標を達成するためには藤浪のフル回転が不可欠。来季も先発ローテーションとしての活躍が期待される。その個人成績が、結果的にはチーム成績に直結することになるからだ。今季は先発投手として最高の栄誉である「沢村賞」を受賞した田中将大を擁する楽天が、日本一に立った。来季、藤浪が「沢村賞」を獲得するほどの活躍をしてくれたら…。猛虎がリーグ優勝、日本一に大きく前進することにつながるわけだ。

 「来季は全体的にレベルアップしたい。(数字の面でも)そういう風になれたら。今年以上の成績を残したいです」

 来季ノルマとして「今季以上」を掲げた藤浪。さらなる飛躍を目指し、今オフは秋季キャンプでインステップ矯正に取り組むなど新境地を模索してきた。来季、高卒2年目。「沢村賞」と言えば68年の阪神・江夏豊も高卒2年目で同賞を獲得した。今季、球宴出場、2桁勝利など阪神の高卒ルーキーとしては67年の江夏豊氏以来となる快挙を次々と成し遂げた。来季の「沢村賞」獲得も決して夢物語ではないはずだ。そして、それが、悲願の「日本一」につながるのだ。

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