ハム５連勝で５割復帰！木佐貫、１失点完投で今季６勝目

西武に快勝し５割復帰、笑顔で完投勝利の木佐貫（右）ら選手を迎える日本ハム・栗山監督

パ・リーグ 日本ハム９―１西武

（6月29日 札幌Ｄ）
　投打のかみ合った日本ハムが連勝を５に伸ばし、勝率を開幕２戦目の３月３０日以来となる５割に戻した。

　「フォークがバカバカ落ちた」先発の木佐貫は打たせて取る投球でゴロの山を築き、４安打１失点、無四球の完投で今季６勝目。５回の大崎のソロ本塁打による１点にとどめ、エース級の活躍を見せた右腕は「頼もしい４番もいるし、投げていて心強い」と打線の援護に感謝。次回に備えて交代も考えられたが「わがまま言って投げさせてもらった」と志願で投げ続けた。

　打線は２回に４番中田の２０号ソロ本塁打で先制すると、３回は陽の左前適時打、４回には稲葉の中前適時打などで加点。６回には２死二塁から鶴岡の適時打で５点目を挙げると中島、陽の連打で満塁とし、この日２９歳の誕生日を迎えた大引が走者一掃の３点三塁打。アブレイユも続き、５連打で一挙５点を挙げて試合を決めた。

　西武は３連敗で貯金がなくなった。

　▽稲葉（１３年ぶりに左翼で出場）「緊張した。フライを捕ってあれだけ歓声を浴びるのはルーキーになった気持ち。（４回の中前適時打は）いいところに落ちてくれた」

　▽大引（この日が２９歳の誕生日。６回に３点三塁打）「余裕を持って打席に立った。理想的な打撃ができた。誕生日は昨年に本塁打を打つまでいい思い出がなかった」