アストライアとフローラが決勝進出 ティアラカップ滋賀・岐阜大会

[ 2013年6月29日 18:06 ]

アストライア先発の大田秀奈美

 女子プロ野球のティアラカップ滋賀・岐阜大会の1回戦2試合が29日、皇子山球場(滋賀)で行われ、アストライアとフローラがそれぞれ勝ち、30日に長良川球場(岐阜)で行われる決勝戦に駒を進めた。

 第1試合は、アストライア先発の大田秀奈美が1点差を守りきり、完投で決勝進出を決めた。

 同点で迎えた5回裏、先頭の中野菜摘が中前打で出塁し、三原遥の送りバントが相手捕手の悪送球を誘い無死一、三塁。その後、三原遥が二盗を決め、二、三塁とすると、3番中平千佳の左犠飛で勝ち越しに成功した。
投げては先発の大田秀奈美がレイア打線に6安打を浴びながらも要所を締め、完投で5勝目。

 なお、通算200安打まで4本に迫っているアストライア・川端友紀はこの試合で1安打を記録し、記録達成に3本と迫った。

 ▼アストライア・大田秀奈美投手 打たれたあと、すぐにどこがいけなかったのか反省したことが活きました。(渚投手に次ぎ、チームトップの5勝目?) シーズン序盤は少し出遅れてしまいましたが、今後も任された試合で結果を残していくのみです。明日の決勝戦は大澤選手(靖子、アストライア)の地元でもある岐阜県。全員で地元優勝をプレゼントしたいですね。

 第2試合は投打が噛み合ったフローラが荒井、矢野の完封リレーでディオーネを下し、連覇へ向け好発進を切った。

 両チーム無得点で迎えた6回、フローラは二死満塁の好機を作ると、5番中村香澄が左前適時打を放ち2点を先制。7回には、二死から1番小西つどいの適時二内安打、3番三浦伊織も右前適時打で最終回に2点を追加。6回途中からマウンドにあがった、フローラの矢野は最終回、ディオーネ打線を三者凡退に打ち取り今季初セーブを記録した。
フローラ先発の荒井は、4安打無失点と好投し今季2勝目をマークした。

 ▼フローラ・荒井蛍投手 この前の登板よりもっと緊張しました。普段はピンチで崩れがちですが、絶対に勝つんだという強い気持ちで思い切り投げることが出来たと思います。みんな打って守って盛り上げてくれたので、感謝しています。

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