朝日VS巨人第2R「二岡恩師に2000万円支払い覚書」

[ 2012年3月17日 06:00 ]

巨人契約金報道問題

 巨人が一部選手と契約金の「最高標準額」を超える契約を結んでいたことを報じた朝日新聞と巨人によるバトルは16日も続いた。

 同社は同日付でも内部資料を基に、98年ドラフトの逆指名制度で入団した二岡智宏(現日本ハム)が所属していた近大野球部の当時監督に、退職後に球団が将来の業務委託料として2000万円支払う覚書を交わしていたと報道した。委託の内容はアマチュア野球の情報収集など。当時の監督は01年に退任し、現在は近大工学部に勤務している。ただし、金銭の授受は行われていないとしている。

 この報道に対し、巨人広報部は覚書の存在については「古いことなのではっきりしない」としたが、経理上の記録を確認した上で「お金が支払われたことはない」とのコメントを発表した。

 巨人は前日に桃井恒和球団社長が、朝日新聞の報道への抗議について説明。実名で報道された選手や球団への謝罪と謝罪文掲載を求めており、5日以内に誠意ある回答がない場合は法的措置を取る構えを見せている。

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2012年3月17日のニュース