斎藤開幕投手確定的 6回3失点でも粘り見せた

[ 2012年3月17日 06:00 ]

<D・日>3回2死二塁、斎藤は本塁打を打たれ悔しそうな表情

オープン戦 日本ハム0-3DeNA

(3月16日 横浜)
 日本ハムの斎藤佑樹投手(23)が、2年目にして開幕投手を務めることが確定的となった。
【試合結果】

 16日、DeNAとのオープン戦に先発。6回を投げて8安打を浴びながらも3失点にまとめた。投球内容を反省する一方で3・30の西武との開幕戦(札幌ドーム)に向けて手応えもつかんだ様子。次回、開幕前最終登板となる22日のソフトバンク戦(同)前にも、栗山英樹監督(50)から大役を言い渡される。

 失点するたびに、珍しくマウンドで悔しさをあらわにした。それだけこの試合にかけていた。

 「全体的に良くなっていますけど、悪いところも出た。スライダーがよくなかったですね。ホームランは完全な失投です」。斎藤は試合前のブルペンで調子の良さを感じていただけに、思うように制球できなかった自分自身がもどかしかった。

 直球は最速143キロ。外角中心のいつもの組み立てからマイナーチェンジ。「僕のような投手はそれをしないと抑えられない」と、内角を積極的に突いたのも結果がほしかったからだ。

 だが、初回1死三塁で金城に左前に運ばれてあっさり先制点を許す。3回は2死二塁で、ラミレスにど真ん中に入ったスライダーを左翼席へ運ばれた。

 ただ、ここからは斎藤らしさを見せた。4回からはスライダーを見切ってチェンジアップ、カットボールを多用。6回までの3イニングを無失点で切り抜けた。

 次回は22日、開幕戦と同じ本拠地でのソフトバンク戦。誰もが納得する投球を見せて、胸を張って3・30の開幕マウンドに立つ。

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2012年3月17日のニュース