過激CD発表の過去も…燕新助っ人は「ただ者じゃない」

[ 2011年12月28日 06:00 ]

 ヤクルトが27日、新外国人選手としてラスティングス・ミレッジ外野手(26=前ホワイトソックス3A)の獲得を発表した。1年契約で来季選択権は球団が保有し、年俸は4500万円。青木の後釜として期待されるが、その素顔はどこまでも型破りな助っ人だ。

 「ただ者じゃないことは確かですね」。奥村政之・国際担当も苦笑いで切り出した。メッツ時代の07年には友人歌手らと放送禁止用語連発のCDを発表。歯にきぬ着せぬ発言で知られ、独特のドレッドヘアなどで一部ファンからは熱狂的な支持を得た。もちろん素質も「ただ者」ではない。03年ドラフト1位でメ軍に入団。ミート、長打、俊足、巧守、強肩とそろった5ツール選手としてメジャー通算433試合で打率・269、33本塁打、40盗塁を記録。「素材では近年うちが獲った選手では頭一つ抜けた存在」と同氏は続け、正左翼手として期待した。

 背番号も現役では異例の「85」を希望し、飯田外野守備走塁コーチが譲る形で決まった。ミレッジは球団を通じ「ベストを尽くし、最高のプレーを見せるよう頑張ります」と優等生コメント。型破りな言動、プレーが今から楽しみだ。

 ◆ラスティングス・ミレッジ 1985年4月5日、米フロリダ州ブラデントン出身の26歳。レイクウッド・ランチ高を経て03年ドラフト1巡目でメッツに入団。マイナーで徐々に頭角を現し、06年5月30日にメジャーデビュー。同年には野球専門誌ベースボール・アメリカの有望な若手選手で6位にランクインした。08年にはナショナルズで自己最多の138試合に出場して打率・268、14本塁打、61打点をマーク。メジャー通算は433試合で打率・269、33本塁打、167打点。1メートル80、95キロ。右投げ右打ち。

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2011年12月28日のニュース