大田を来季「8番・左翼」起用へ 原監督“我慢”覚悟

[ 2011年12月28日 06:00 ]

 巨人・原監督が、未完の大器・大田を「8番・左翼」で起用し続ける「坂本式ブレーク計画」を明かした。

 「坂本を起用したときのように、(大田)泰示を8番で使いたい。脚力、肩の力、1メートル90の容姿。非常に水を得た魚のように躍動感がある。あとは打撃が上がってくれば、8番あたりで使いたい。伸び伸びとやってくれれば」。大田は今季が3年目。しかし12試合の出場にとどまった。高い潜在能力を引き出すキーワードは「我慢」だ。08年には二岡の故障で当時2年目の坂本を遊撃手に抜てき。全試合出場のうち、8番で71試合と不振でも使い続けた結果、素質開花につながった。

 今オフは村田、ホールトン、杉内と大型補強を敢行。しかし常勝軍団構築へは、生え抜きの台頭は不可欠だ。ラミレスの退団で空いた左翼の定位置を狙い、大田が坂本式育成法でステップアップを狙う。

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2011年12月28日のニュース