ソフトB 体重127キロの歴代最重量助っ投獲得へ

[ 2011年12月28日 06:00 ]

ソフトバンクが獲得を狙うマーリンズのピント

 ソフトバンクが、マーリンズの左腕レニエル・ピント投手(29)の獲得に動いていることが27日、明らかになった。超が付く「大物」だ。メジャー通算244試合の中継ぎ登板で8勝10敗2セーブ、防御率3・62という成績もさることながら、身長1メートル93のピントの体重は公式発表で127キロ。日本球界に在籍した外国人投手としては阪神・メッセンジャーの119キロを軽く超え、歴代最重量だ。

 その巨体から投げ下ろす145キロ前後の直球は威力十分。メジャーでの先発経験はないが、現在ベネズエラで行われているウインターリーグでは13試合に先発し、リーグ2位タイの6勝(1敗)をマークするなど、適性はある。8年ぶりの日本一を達成したが、3人で今季43勝を挙げた和田、杉内、ホールトンが今オフ移籍。先発ローテーションの補強が急務だった。王貞治球団会長が「50勝分は補う気持ちでやらないといけない」と危機感を抱いていたポイントを「超大物」助っ人が埋める。

 ◆レニエル・ピント 1982年7月8日、ベネズエラ出身の29歳。99年にマイナー契約でカブス入り。マイナーでは主に先発を務め、04年に2Aと3Aで計12勝。06年5月18日にマーリンズでメジャーデビューし、09年には中継ぎとして自己最多の73試合に登板した。メジャー通算は全て救援で244試合に登板し8勝10敗2セーブ、防御率3.62。1メートル93、127キロ。左投げ左打ち。

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2011年12月28日のニュース