被災地へ力を…栗山監督「野球界にとって大切な日」に斎藤抜てき

[ 2011年12月28日 08:31 ]

 日本ハム・栗山英樹監督(50)が27日、東日本大震災からちょうど1年となる来年3月11日の楽天とのオープン戦(倉敷)で、斎藤佑樹投手(23)を先発させるプランを明かした。「3・11は野球界にとって、非常に大切な日。(斎藤には)故障がない限り、登板の準備をさせるつもりでいる」。

 指揮官自身も、監督就任前から何度も被災地に足を運んでいる。今も厳しい生活を強いられている人々が多いことも知っている。だからこそ、野球を通じて熱いメッセージを発信したい。全国的な知名度があり、世代を超えた人気者の斎藤ならばそれも可能だ。3・11登板、その後の開幕へ向けては春季キャンプから順調な調整が求められるが、栗山監督は「(開幕前の)あの時期に無理はさせられない。ただそれぐらいはやってもらわないと困る」と訴えた。

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