ヤクルト首位返り咲き!小川監督抗議に燃えた!

[ 2011年6月1日 06:00 ]

<ロ・ヤ>7回裏無死一塁から里崎は送りバント。捕球しようとする捕手・相川と交錯。里崎はアウト、一塁走者の進塁は認められ小川監督は抗議

交流戦 ヤクルト3-1ロッテ

(5月31日 QVC)
 普段は温厚なヤクルト・小川監督が、三塁ベンチから飛び出した。1点リードの7回無死一塁。送りバントの打者・里崎と、捕手の相川が本塁前で接触。しかし守備妨害にはならず、1死二塁となったことに指揮官は珍しく抗議に出た。

 「守備優先で打者はよけて通らないといけないんじゃないか、と言ったけど、ダメでしたね…」。抗議時間はわずかだったが、その姿勢こそが勝ちに飢えていた証拠だ。交流戦は前日まで2勝7敗1分けで最下位。5月29日にはリーグ首位も中日に明け渡した。ここが踏ん張りどころ。そんな指揮官の思いはナインにも十分に伝わっていた。

 先発の館山は初回、四球からピンチを広げ、犠飛で先制点を与えたが、ブルペンより傾斜が緩く軟らかいマウンドで、歩幅をわずかに狭めて修正した。「スライダーの曲がりが悪いときは歩幅が広がるので」と意図を説明。本来のスライダーの制球を取り戻して2回以降は無四球で抑えた。

 6回に味方が逆転してくれた直後の2死一塁では、初球の前に一塁走者の岡田に3度続けてけん制球。足を封じてから井口との勝負に集中し、最後は146キロ直球で空振り三振に仕留めた。「今年一番の攻めができた。あそこは勉強になりました」。指揮官の抗議の直後の7回1死二塁のピンチもしのぎ、8回1失点で4勝目を挙げた。

 打線も9回に3安打を集中してダメ押しの3点目を奪うなど、投打が一丸となっての勝利。交流戦最下位から脱出し、セリーグ首位にも返り咲いた。「館山が投げる試合は何としても勝たないといけない。明るい材料ですね」。試合後は温厚な表情のいつもの小川監督に戻っていた。

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