斎藤、桑田氏からの金言胸に…さあ実戦モード!

[ 2011年2月25日 06:00 ]

日本ハムキャンプを訪れた桑田真澄氏(右)から激励を受ける斎藤

 プロで生きる道を再認識した。日本ハムの斎藤(早大)が、巨人、パイレーツで活躍した桑田真澄氏(野球評論家)と3年ぶりに再会。名護キャンプを訪れ、ブルペン投球を見守った大先輩から助言を受け「印象に残ったのは、直球のコントロールが重要ということ。プロに入って、あらためて桑田さんの凄さを感じたし、桑田さんみたいな投手になりたいと思った」と目を輝かせた。

 斎藤にとっては憧れの存在。早大時代の08年1月、高校球児向けのスポーツ障害予防シンポジウムで初対面した際には控室でサインを頼んだほどだ。ともに甲子園のヒーローとして注目され、ドラフト1位で入団したプロでは背番号18。身長も自身の1メートル76に対し、桑田氏も1メートル74と、この世界では小柄な部類に入る。プロで生き残っていくための理想型でもあり「小さい人が大きい人を相手に投げるには体全体を使うしかない」との金言に真剣に耳を傾けた。

 この日は全7種類の変化球を含むキャンプ最多の107球を投げ込み「フォーム固めが目的。セットからの直球が良かった」と手応えをつかんだ。25日にキャンプを打ち上げ、26日のロッテ戦(名護)では中継ぎとして1イニングに登板する。「ここまで順調なので、体調を維持して最後までできれば」。憧れの人からのアドバイスを胸に、斎藤がいよいよ実戦モードに突入する。

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