西岡 メジャー589発男からスイング絶賛

[ 2011年2月22日 06:00 ]

トーミにスイングを絶賛されたツインズの西岡剛

 西岡のバットが、メジャー589発男をうならせた。ツインズの西岡剛内野手(26)は20日(日本時間21日)、3日連続で個人トレーナーと単独練習予定だったが、バブラ打撃コーチから「今からトーミが打つ。同じ組で打たないか?」と打診され、思わぬ形で合同練習が実現した。

 大リーグ歴代8位の通算589本塁打のトーミと交代で打席に入った西岡は、コーチの指示に従って鋭い打球を広角に打ち分けた。これにはトーミも「いいスイングをしている。彼の進化を見るのが楽しみだよ」と頼もしげに語った。メジャーを代表するスラッガーから声を掛けられた西岡は「凄く知っている選手。会えて光栄」と感激した一方で、40歳のベテランの打撃に衝撃も受けた。打球音、スピード、飛距離の全てが桁外れで「これがメジャーなんだという感じ。変に力が入って、きょうは芯でとらえることができなかった」と目を丸くした。

 バブラ打撃コーチはドジャースで95年、野茂英雄氏が入団した際の走塁コーチ。キャンプ初日に西岡が戸惑うことなく練習に専念できるよう、事前に雰囲気だけでも味わってほしいという親心からの合同練習への誘いだった。その中で見せた西岡の打撃を「バットをしっかりコントロールできていた」と評した。

 「協力して戦えるように、早くチームに溶け込まないといけない」。キャンプインまであと3日。いよいよ西岡の挑戦が始まる。

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2011年2月22日のニュース