球児4億円更改!阪神、来オフにメジャー容認も

[ 2010年12月18日 06:00 ]

契約更改を終えた藤川は笑顔で会見に臨む

 阪神・藤川球児投手(30)が17日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸4億円でサイン。将来の希望として抱いている大リーグへの移籍については「(思いは)変わらないです。米国のことを考える時間を持ちながら野球に取り組んでいる。(来季中も)球団とその辺はしっかり話し合いながら」と、今後も球団側と継続的に話し合う姿勢を示した。

 07年オフからポスティング・システム(入札制度)を利用してメジャー移籍する希望を訴え続けてきた藤川。沼沢球団本部長はこの日も「(入札制度によるメジャー移籍は)認めないという態度で一貫している」と従来の方針を強調したが、一方で藤川自身が「来年に国内FA権も取得しますし、球団の方からそういう話もいただきました」と軟化の兆しもあることを示唆した。順調ならば、来年4月に国内FA権を取得。翌12年には海外FA権の取得となるだけに、球団首脳の1人は入札制度による落札金も視野に「国内FAを取った年なら考える余地はある」とし、来オフ容認の可能性に含みを持たせた。
 今季は58試合で3勝4敗28セーブ、防御率2・01。シーズン終盤は救援失敗も何度かあっただけに、藤川は「自分の成績が落ち込んだと思われている。しっかりした成績を残したい」。海の向こうにアピールするためにも、復活を誓った。

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2010年12月18日のニュース