稼頭央、決め手は「一緒に歴史つくっていこう」

[ 2010年11月26日 06:00 ]

 楽天は25日、ロッキーズをFAとなっていた松井稼頭央内野手(35)と都内で仮契約を結んだと発表した。年俸2億円の2年契約(金額は推定)で、背番号はアストロズ時代に背負った「3」となる見込み。29日にKスタ宮城で入団会見が行われる。

 オリックスなど国内数球団との競合を制しての獲得。星野監督の熱い言葉が松井稼の心を決めた。「楽天は新しい球団。一緒に(歴史を)つくっていこうや!」。球団関係者を通じて送ったメッセージで口説き落とした。球団から基本合意に達したことを聞くと指揮官は「そうか、よかった」と喜んだという。
 岩村に続く元メジャーリーガーの獲得で、今オフ最大の補強ポイントとしていた二遊間を強化した。米田球団代表は「センターラインはチームの課題だった。両打ちで、過去の実績も調査して、うちに一番合っていた。足もある選手なので、編成としてはリードオフマンの役割を期待している」と1番で起用する可能性も口にした。プレーだけでなく人柄も高く評価しており「若い野手が多いので、いい見本になってほしい」と大きな期待を寄せた。

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2010年11月26日のニュース