中日　５回までにワースト記録　打たれすぎに谷繁も打つ手なし

　【中日４―１０ロッテ】中日先発の中田賢が１３安打を浴び、９失点で敗戦投手。日本シリーズの被安打記録を見ると、７８年の山田（阪急）が９イニングで１４安打されたのに次ぐワースト２位タイ。５回までに１３本も打たれたのは中田賢が初めてだ。また、９失点以上は、９８年新谷（西武）が横浜第５戦で記録した１０失点に次ぐ２人目の屈辱になった。

　ベテランの谷繁でも、大乱調の中田賢をリードしきれなかった。初球から積極的に振ってくるロッテの各打者に初回から５連打されるなど４失点。先発全員安打を許した上に、王手をかけられた。「（移動日の）あしたは調整して、あさってやるしかないでしょう」。チェンと吉見の両エースを引っ張っての本拠地２連勝を思い描いていた。