山口　ダルカーブ解禁で“巨人キラー”に

抑えから先発に転向する山口は巨人キラー宣言。自主トレで精力的な動きを見せる

　横浜の山口が静岡・裾野市内で自主トレを公開した。

　昨季は主に抑えを務めたが、今季は先発転向予定とあって封印していたカーブを解禁。緩急を操り“巨人キラー”を目指す。チームは昨季、巨人に６勝１８敗と負け越し。自身も巨人戦の対戦防御率は８・５３とリーグ５球団の中で最も相性が悪かった。

　「うちは巨人に強い投手がいない。三浦さんが阪神に強いように、自分が勝てれば」と話す右腕は昨年日本シリーズで日本ハム・ダルビッシュがカーブを多投して巨人打線を翻ろうした姿を参考にする。「抑えでは（カーブを）怖くて使えなかった。日本シリーズを見てこれはいけると思った」。昨年までは三浦とともに千葉県内で自主トレを行っていたが独り立ち。尾花新監督から「次代のエース」と指名された山口がチーム浮沈のキーマンとなる。