ダルが菊池にエール「僕とは人間的に違う」

[ 2010年1月17日 06:00 ]

サイン会でファンに笑顔でサインするダルビッシュ

 日本ハムのダルビッシュ有投手が16日、都内で行われた日本ハム本社の商品展示会に参加した。

 紗栄子夫人の地元・宮崎市内で自主トレ中のエースは、すでに60メートル前後のキャッチボールを行っていることを明かすと「骨折する前と変わらない状態」として右手人さし指の骨折は完治し、順調な調整ぶりをアピール。注目の開幕投手についても「今は開幕を考えるべきじゃないけど、そこに合わせていかなきゃいけない」として4年連続の大役に意欲を見せた。

 自主トレは同僚のダース、西武・野上ら年下の3選手と行っているが、走り込みなど厳しいメニューを課しながら「教えるためには口に出して言わなければならないので、自分の中でも再確認になる」と収穫を口にする。また、連日大きく報道されている西武の新人・菊池については「連日“菊池くん”なんでね。あの子もよく頑張っているなと。僕とは人間的に違う。僕は内にこもってるから…。でも田中(楽天)とかもそうだし、パが注目されているのはいいこと」として、同一リーグに入ってきたスーパールーキーを歓迎した。

 「キャンプ?初日からブルペンに入るかもしれないし、いつ入っても大丈夫。今も立ち投げくらいならできる」とダルビッシュ。イベント終了後は飛行機に飛び乗って宮崎に戻った。エースの目は2・1キャンプイン、そしてその先にある3・20開幕をしっかり見据えている。

 ≪菊池“お褒めの言葉”に「うれしい」≫日本ハムのダルビッシュから「頑張っている」とお褒めの言葉をもらった西武・菊池は「野球で褒められるより、そっちの方がうれしいですね」と喜んだ。菊池にとってもあこがれの右腕で「(出身校が)同じ東北ですし、ダルビッシュさんの高校時代からずっと見てました」。5歳違いの先輩だが「あこがれてるし、1度会いたい。会う機会はたくさんあると思う」と、プロの舞台で対戦する日を心待ちにしていた。

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2010年1月17日のニュース