決め手はランチ?松井秀、寝ずに悩んだ末に決めた

[ 2009年12月18日 12:21 ]

限定20個世界一キャップ

 松井秀喜外野手のエンゼルス入団発表から一夜明けた17日、地元ロサンゼルスの在留邦人は松井秀を大歓迎した。日系人街リトルトーキョーで52年間、理髪店を営む松田福人さん(77)は野茂のドジャース入団時のフィーバーを振り返り、「あの時は毎晩応援に行ったが、今回も日本人が大勢応援に行く。イチロー、黒田との対決もあるし、本当に楽しみ」。不況だけに「日本からのサポートもあるでしょうから」と経済効果も期待した。
 選手もよく訪れる喫茶店のオーナー、山口圭子さん(52)は「松井選手の話題で持ちきり。スターを見にたくさんの人に来てほしい」と話した。
 ロサンゼルス・タイムズ紙は「エンゼルス、マツイ・マニアを味わう」と題して特集記事を組んだ。記者会見での日本の報道陣の多さに驚きつつ「獲得理由はマツイの人気ではなく、打撃だ」。
 一方、松井秀の代理人のアーン・テレム氏はニュースサイトに交渉の舞台裏を披露した。それによると、13日に同氏の自宅でエンゼルスのソーシア監督らと昼食をともにした松井秀は、監督から「守備ができるか見るチャンスがほしい」と言われた。ソーシア監督のファンだった松井秀は、このランチで同監督のためにプレーする思いを固めたという。その晩寝ずに悩んだ末、ヤンキースのオファーを待たず、エンゼルス入りを決断したと明かしている。(共同)

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2009年12月18日のニュース