さんまに“弟子入り”!亀田から刺激!亀井、来季へ気合

[ 2009年12月2日 06:00 ]

母校で児童の質問に答える巨人・亀井

 巨人の亀井義行外野手(27)が1日、地元の奈良・大和郡山市の母校・平和小を訪問した。今オフは関西テレビ(フジテレビ系列)の人気番組「さんまのまんま」に巨人の選手としては12年ぶりに出演することも決まるなど引っ張りだこだ。11月29日のWBC世界フライ級タイトルマッチはリングサイドで観戦。王者となった亀田興毅(23=亀田)から刺激を受けた亀井が、一流へのステップを駆け上がる。

 今年25年目の人気番組「さんまのまんま」に巨人の選手が出演するのは97年の元木以来、実に12年ぶり。今月中に松本、山口とともに人気番組の収録に臨む亀井は母校訪問を終え「母親がさんまさんと同じ高校を卒業しているんです。奈良県の先輩でもあるので話術の極意を学びたい」とお笑い界の重鎮でもある明石家さんまに“弟子入り”を志願した。
 今季は7月から一塁と外野を兼務しながら5番に定着して打率・290、25本塁打、71打点。さらに、70年の王に並ぶ球団タイ記録の3本のサヨナラ弾をマークするなどしてリーグ3連覇と日本一に貢献した。来季に向けて、お立ち台などで阿部が使う「最高です!」などの決めゼリフを模索していた亀井は「さんまさんに考えてもらえたら最高ですね」とネタのプロに相談する意向。仮に番組内で決めゼリフが決定すれば、全国のファンへのアピールにもなる。
 さらに、11月29日はWBC世界フライ級タイトルマッチをリングサイドで観戦。知人を通してチャンピオン、亀田興毅の祝勝会に参加して「前に進む姿勢、気迫は野球にも通じるものがある」と興奮気味に語った。1月から本格的な自主トレを始める予定だが「ボクサーの12ラウンドも長いけど、野球のシーズンも長いので」と“亀田級”の体力を目指すつもりだ。
 11月24日の契約更改交渉では倍増となる年俸6000万円を勝ち取った亀井だが「まだまだ1年やっただけ。1億、2億円プレーヤーになりたい」と夢を語った。故郷の先輩から話術を学び、年下のチャンピオンから闘志を注入され、2010年の亀井がさらなる高みを目指す。

 <地元・奈良を「アピールしたい」>今オフ球団の目玉企画「母校へ帰ろう!」で亀井は15年ぶりに平和小を訪問。歓迎会では児童に「夢を持って、何事もあきらめずに頑張ってほしい。両親への感謝も忘れないでください」とメッセージを送った。5、6年生と給食を食べた後は校庭で鬼ごっこ、ドッジボールなどを行い「今後、もっと活躍して奈良もアピールしたい」と来季以降の飛躍も誓った。また、この日は鶴岡も兵庫・高砂市の北浜小を訪れ、児童と触れ合った。

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2009年12月2日のニュース