「車検代払えます」…笑顔の高木、オフは“城トレ”

　ヤクルトの高木が１日、東京・新橋の球団事務所で契約更改交渉を行い、９００万円増の１７００万円でサインした。

　今季終盤に１軍昇格すると、９月１６日横浜戦（横浜）でチームの９連敗を止めるなど４勝無敗、防御率１・６４でＣＳ初進出のラッキーボーイとなった。
　「奇跡です。これで車検代が払えます」と“高木節”で喜びを示したが、来季先発ローテーション定着へ、今オフは故郷の愛媛・松山市の松山城で自主トレを敢行する計画を温めている。松山城は天守が標高１３２メートルに位置し、徒歩約３０分の登城道は石段が多く、クロスカントリー式の走り込みにはうってつけだ。来季への課題として１３０キロ後半の直球の球速アップを挙げ「投手は走らないといけない。球も速くなるかもしれないし」と話していた。