オリの土井にキューバから“準国賓級”のお招き

　オリックスの土井が、チームメートの長田とともに３日、キューバを訪問する。今年２月の春季キャンプ終盤、長田の「使い古した用具をキューバの子供たちに贈ろう」の発案で２人がチームに呼び掛け、使用済みの用具など段ボール１０箱分をピースボートで贈呈したのがきっかけ。感謝したキューバ側から「子供たちの姿を現地で見てほしい」の要請で訪問が決まった。

　２０日の帰国まで、現地ではＷＢＣ代表選手らとの練習、リナレス、キンデランら元代表で同国野球界トップとの面会も予定されている。今回は旅費、滞在費はじめ通訳やボディーガードも付く“準国賓級”の扱いだが、突然の要請に初海外旅行となる土井は目を白黒。それでも自身は来季が勝負の４年目。「用具が満足にない子供たちの必死さを見れば、僕の雑草魂も燃えてくるはず」と意欲的だった。