ジーターに、また一つ“勲章”

[ 2009年12月1日 16:26 ]

 栄光に彩られたシーズンに、また一つ勲章が加わった。米大リーグ、ヤンキースの顔、デレク・ジーター内野手が、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」の2009年の年間最優秀スポーツ選手に輝いた。

 1954年創刊の老舗誌が、大リーグの選手や球団にこの賞を贈るのは6度目。名門ヤンキースでは初の栄誉に「青天のへきれきだ。スポーツで得られる最高の名誉の一つ」。AP通信は35歳の感激ぶりを伝えた。
 リーグ3位の打率3割3分4厘をマークした今季はゲーリッグの球団最多安打を更新。抜群の統率力でチームを9年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いた。4度目のゴールドグラブ、優れた打者に贈られるハンク・アーロン賞、慈善活動に努めたとしてロベルト・クレメンテ賞にも輝いた。
 同誌の編集者はジーターを「ゲームに威厳と気品をもたらしている」と表現した。現在2747本の通算安打をどこまで伸ばし、どんな栄光を築き上げるのか。ジーターは「一本一本を大切にする。野球を楽しめる限りはプレーする。今は楽しいんだ」と充実感を口にした。(共同)

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2009年12月1日のニュース