評論家3氏も「名監督」に“あっぱれ”

[ 2009年11月27日 06:00 ]

<第11回スポーツニッポンフォーラム>「2009年野球界総まくり」と題してトークショーする(左から)張本勲氏、田淵幸一氏、中畑清氏

 【スポーツニッポンフォーラム】表彰式に先立って行われたトークショーには本紙評論家の張本勲、田淵幸一、中畑清の3氏が登場。「2009年野球界総まくり」をテーマにそれぞれ持論を展開した。

 最初は2大会連続優勝を飾った今年3月のWBCの話題。張本氏が「王ちゃん(王貞治ソフトバンク球団会長)が監督なら勝つと思っていたけど、原監督が意外や意外。腹が据わってたね。プラス思考で度胸がいい」と采配に“あっぱれ”を出すと残る2氏も続いた。
 「原監督の血液型はA型。監督で成功する人はO型かB型が多く、A型で成功した人は少ないんだけどね。日本の良さであるチームのまとまりをうまくつくった」と田淵氏。中畑氏は「なぜ成功したかというと髪形。イナズマカットの選手に髪形を改めさせた。あれで全体的に緊張感を持たせ、チームをまとめ上げたね」と分析した。
 WBCに関しては「中日の選手が1人も出なかったのは残念だった」と田淵氏。張本氏も「日本の野球は自己犠牲で成り立っている。アメリカやドミニカ(共和国)と違うのはここなんだ。中日はけしからん」と“喝”。
 7年ぶりの日本一に輝いた巨人については「育成出身の選手を使い切り、亀井を5番で使い続けた原采配。悔しいけど、あの年で名監督」と中畑氏。張本氏は「来年からは生え抜き選手が中心になるよう少しずつ切り替えていってほしい」と注文をつけるのも忘れなかった。

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2009年11月27日のニュース