2戦連続無安打なしのイチロー メジャー最速の大台へ順調

[ 2009年8月10日 10:53 ]

 【マリナーズ11-2レイズ】今シーズンのイチローは、例年以上の安定感がある。連続打数ノーヒットの最長は7月21日のタイガース戦の2打席目から、同22日のタイガース戦の4打席目までわずか8打数。この日は1打席目、左腕カズミアーの甘く入ったチェンジアップを中越えに二塁打し、前日無安打の嫌な空気をあっさり振り払った。

 今季ここまで103試合に出場し、2試合連続無安打が一度もない。マリナーズ球団広報の発表によると、「2試合連続無安打がない」期間のリーグ最長記録はシーリー(ホワイトソックス)が1923年から翌年にかけてマークした164試合。イチローは昨年8月から続く144試合となった。
 2打席目は内角速球を左前に落とし、今季55度目の複数安打とした。チームの勢いを取り戻す同点タイムリーにも、イチローは「ヒットはいつだって気持ちいい」と淡々と話すだけだ。世界のヒット製造機が、順調に9年連続200安打とメジャー史上最速の2千安打達成に向かっている。(共同)

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2009年8月10日のニュース