関西独立Lの大阪 リーグ支援金で選手に給与

[ 2009年8月10日 17:20 ]

 経営難に陥っている野球の関西独立リーグの大阪は10日、リーグから支援を受けることになったと発表した。球団側は8月から一律20万円だった選手給与を半額にカットしているが、リーグからの支援金は選手への給与に充てるという。

 大阪の浦野聖史代表取締役は「経費削減やスポンサー集めなどの経営努力をした上で、なおシーズン終了後におよそ1800万円の赤字が出る見込みとなり、リーグ側に救済を求めた」と説明。「(5月に撤退した)リーグ運営会社からの分配金ありきで予算を組んでいた。すべてわたしの責任」と謝罪した。球団側は今後、新たな出資者を募っていく方針だが、めどは立っていないという。
 また、リーグ運営会社の代表取締役が紀州の木村竹志代表から、来季参入する三重の壁矢慶一郎代表取締役に交代することが決まり、会社名も「株式会社関西・東海リーグ」に変更された。木村代表は紀州の運営に専念する。
 壁谷新代表は「リーグ設立当初に掲げた理念をもう一度踏まえてやっていく。自信はないが、前を向いて気持ちだけでやっていくしかない」と悲壮な覚悟で話した。

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2009年8月10日のニュース