未成年選手の飲酒で王さん「恥ずかしい」

[ 2009年1月16日 06:00 ]

ビッグスポーツ特別功労賞を受賞する王貞治氏

 昨年11月のソフトバンク球団選手会納会で未成年選手の飲酒が明らかになった問題で15日、王貞治取締役会長(68)が「恥ずかしい話だ」と憤りをあらわにした。球団から報告を受けた王会長は成人式での若者の乱れを引き合いに出して「時期的なものもあるし…。悪いことではなく、われわれはいいことで話題にならないと。大いに反省しないといけない」と厳しい口調で話した。

 昨年まで指揮官として率いていたチームの失態に「残念です」と話した王会長は「国民としての義務、ルールを守れなかった。100%こちらが悪い。二度とこういうことがないよう、チームとして姿勢を正さないとだめ」と訴えた。

 今回の飲酒問題を受けて竹内孝規COO(48)はヤフードーム内で会見。「球団として指導、教育が不徹底だったと反省しております。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪した。納会当日の状況については「新人選手として、先輩選手にあいさつのお酌をしているうちに、お酌と返杯を繰り返すことになった」と説明。その上で「特定の個人の問題ではなく全体の問題。社会常識の枠組みの中で一般生活を送るように再度、球団として指導を徹底したい」とした。

 球団はホームページ上にも「おわび」を掲載。再発防止に向けては「納会が存続するかも含め、具体的な改善案の提出を(選手会に)指示した」という。さらに春季キャンプ直前の今月30日には再度、関係者全員に厳しく注意を促す予定だ。

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2009年1月16日のニュース