元阪神・的場2打点!トヨタ8強入り

[ 2008年11月20日 06:00 ]

初回、トヨタ自動車・的場(奥)は先制の2点適時打を放ち塁上でガッツポーズ

 スポニチ後援第35回社会人野球日本選手権第7日は19日、京セラドーム大阪で2回戦3試合が行われた。第1試合では連覇を狙うトヨタ自動車が元阪神の的場寛一内野手(31)の2安打2打点の活躍などで5―2でNTT西日本を撃破。第2試合はJR東日本がJFE西日本に3-2で逆転勝ち。第3試合はJR東海が伯和ビクトリーズに4-2で快勝し、それぞれ8強入りを決めた。

【試合結果


05年11月7日 “明日がない”小倉恒、病床の母の写真とともにトライアウト挑戦

00年2月19日 広沢、新天地で復活誓う右翼への連続アーチ

00年2月29日 元阪神ドラ1、病を克服し晴れてバファローズ合格

82年2月15日 「阪神の歴史を作る投手や」村山も絶賛したドラ1源五郎丸

 トヨタ自動車の元阪神・的場が先制2点適時打を含む2安打で8強入りに貢献した。1回戦でも適時二塁打を放っており「得点圏では集中力を持って打席に入るように準備は怠らない」と得意げに話した。大型遊撃手と騒がれ、2000年に九州共立大からドラフト1位で阪神に入団。しかし故障に悩まされ続けて05年に戦力外通告を受け、社会人球界に活躍の場を求めた。31歳は「もう一度プロ入りなんて考えない。1年でも長く野球をやりたい」と笑顔をのぞかせた。

 <JR東日本 川端が逆転打>少ないチャンスを生かして逆転勝ちを収めた。1点を追う7回、3人連続で代打を送り1死二、三塁とすると、川端が右中間を破る逆転の2点三塁打。国際武道大から入社して2年目で、今秋のドラフト候補にも挙がっていた外野手は「チャンスなんで、なんとかしたかった。もっと実力をつけて、来年(のドラフト)を目指したい」と語った。

 <JR東海 青山の一振りで8強>4番・青山の一振りが競り合いに決着をつけた。1点を追う6回、2死から安打と死球で一、二塁とし、青山がフルカウントからの直球をフルスイング。バックスクリーンへ文句なしの逆転3ランを叩き込んだ。「どんな形でいいから走者を還すつもりだった。いい仕事ができました」とベテランは、2000年以来となる8強にご満悦だった。

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2008年11月20日のニュース