マリナーズ・ワカマツ新監督「早く仕事したい」

[ 2008年11月20日 09:43 ]

マリナーズの監督に就任、米大リーグ初の日系人監督となったドン・ワカマツ氏

 米大リーグ、マリナーズは19日、ドン・ワカマツ氏(45)の監督就任を発表した。シアトル市内の本拠地セーフコ・フィールドで記者会見したワカマツ氏は「長いこと、この時を待っていた。早く仕事を始めたい」と抱負を語った。

 地元紙の報道などによると、ワカマツ氏はオレゴン州生まれの日系四世で、アジア系米国人が大リーグ監督に就任するのは初めて。
 今季アスレチックスでベンチコーチを務めたワカマツ氏は、マイナーで監督経験があり、昨季までレンジャーズのベンチコーチだった。現役時代は捕手、大リーグではホワイトソックスに在籍していた1991年に18試合に出場している。
 マリナーズは6月にマクラーレン監督を解任、リグルマン・コーチが監督代行を務めた。今季は61勝101敗でリーグ最低勝率に終わり、監督候補の面接を続けていた。

 ▼マリナーズ・ワカマツ新監督の話 マリナーズは若く、高い素質の選手がたくさんいるチームという印象だ。これからは長く勝ち続ける、しっかりしたチームをつくりたい。イチローには(自分が所属していた)アスレチックスを苦しめたように、これまで通りの仕事を期待したい。城島は早く以前の自分を取り戻してほしいと思っている。
 ▼マリナーズ・ズレンシック・ゼネラルマネジャー(GM)の話 メジャーでの監督経験は問わない。ワカマツ監督の持ち味は高いコミュニケーション能力と、よきリーダーになりうる資質。球界関係者の誰もが高く評価していた。(レンジャーズ元監督の)ショウォルター氏が「球場に最初に来て、最後に帰る男だ」と言っていたのが印象に残っている。(共同)

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2008年11月20日のニュース