東洋大4冠だ!史上5校目の連覇達成

[ 2008年11月20日 06:00 ]

<東洋大・東北福祉大>優勝した東洋大・大野(トロフィーの前)を中心に4年生のメンバーがDAIGOの「ウィッシュ」ポーズで喜びを表現

 明治神宮野球大会最終日は19日、神宮球場で高校、大学の部で決勝を行い、大学の部では東洋大が3―2で東北福祉大を破り、史上5校目の連覇を達成。春秋リーグ戦、全日本大学選手権と合わせて大学4冠となった。

【大学・結果


 東洋大が東北福祉大の反撃をかわして史上5度目(4校目)の大学4冠を達成。今年4個目の優勝ウイニングボールをポケットにしまった高橋監督は「こんなに勝っちゃっていいのかな。幸せすぎちゃってねえ」と感慨深げだった。エース・大場(ソフトバンク)が抜けた投手陣を引っ張ってきたのは大野。日本ハムからドラフト1位で指名された大学No・1捕手は、この日も藤岡(1年)、鹿沼(2年)を好リード。「4冠とともにプロにいけるのは幸せ。今度は日本ハムを優勝に導きたい」と力強く語った。来春のリーグ戦では戦後初の5連覇を目指す。高橋監督は「僕は捕手出身。優勝の夢をつなぎたい。またいい捕手を育てるよ」と意欲的だった。

 <東北福祉大 雪辱ならず…>悲願の初優勝にあと一歩届かなかった。同点で迎えた5回の守り。2死一、三塁から小島の打球を中堅・佐藤勇が目測を誤って後ろにそらし(記録は中越え2点三塁打)勝ち越し点を奪われた。2点を追う9回に谷の右前適時打で1点差に追い上げたが、最後は2死一、三塁から代打・荻堂が右直。大学選手権でコールド負けを喫した相手への雪辱はならなかった。下級生主体の若いチームを率いる山路監督は「鍛え直して日本一を目指したい」と話した。

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2008年11月20日のニュース