楽天交流戦連敗なし!「1勝1敗なら御の字」

[ 2008年5月29日 18:14 ]

6回楽天2死二、三塁、リックが左翼線に2点二塁打を放つ

 【楽4-2巨】楽天は4回に山崎武の10号ソロで同点とし、6回にリックの2点二塁打で勝ち越した。先発の朝井は7回を5安打2失点(自責点0)で5勝目。巨人は再び勝率5割を切った。グライシンガーが7回4失点で、打線もつながりを欠いた。

 先発投手が力投し、4番打者に本塁打が出て、終盤の継投も決まった。楽天が理想的な試合運びで巨人に快勝。前日の敗戦の借りを返した。

 最大の功労者は朝井。要所を抑え、7回を自責なしの2失点で踏みとどまった。野村監督が「内容が良かったから、八回も続投させようか迷った」と言うほどの投球。速球が走り、捕手の藤井ともぴったり息が合った。

 打線は中軸が活躍。1―2の4回に4番・山崎武のソロで追いつき、6回には5番・リックの2点二塁打で勝ち越した。八回からは有銘、川岸、小山のリレーで安打を許さなかった。

 交流戦の3分の1を終え、6勝2敗で日本ハムと並んで首位。同一カード2連戦が続く中で、連敗がないことがチーム状態の良さを物語っている。「今日の勝ちは大きい。強い巨人に1勝1敗なら御の字だよ。ホームに帰って内弁慶ぶりを発揮すればいい」。指揮官も機嫌良く仙台に戻れそうだ。

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2008年5月29日のニュース