餌まいて同点打!岩村「機能させるのは俺」

[ 2008年5月29日 08:42 ]

レンジャーズに勝ち、アップトン(右)と喜ぶレイズの岩村

 レイズの岩村明憲内野手は28日、セントピーターズバーグでのレンジャーズ戦に「1番・二塁」で出場、5打数2安打1打点だった。内容は中前打、一飛、右前適時打、投ゴロ、中飛で打率は2割7分4厘。チームは5―3で勝った。

 打順が先頭なだけでなく、仕事ぶりも好調レイズの先頭に立つ。岩村が2安打1打点2得点。「いい場面でヒットが出て良かった」と胸を張った。
 安打が得点に直結した。1回は中前打を放ち、3番・アップトンの中前打で先制のホームを踏む。1―2の5回は無死一、二塁で右前に同点打。「見事に僕の策にはまってくれた。狙い通り」と会心の一打を振り返った。
 初球ストライクの後、2度セーフティーバントの構えを見せた。いずれもカーブが外れてボールに。ここで勝負は岩村のものだった。「2球やったらサインと思うはず。そこで(バントを)やらせに来るだろう。しかも、それまでカーブ。もう直球しかない」。まいた餌に獲物はかかる。4球目の直球を待ち構えて思い切りたたき一、二塁間を破った。
 この試合の2得点で今季30得点。だが、1番打者として100得点を最低ラインに置き「まだ足りない。打線を機能させるのは自分だと思っている」と言う。二塁の守備でも無失策。岩村の働きは首位レイズに大きく貢献している。

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2008年5月29日のニュース