斎藤リード守れずまた黒田の勝ち消した

[ 2008年4月27日 06:00 ]

<ドジャース・ロッキーズ>幕切れ、ごめんと辛そうに謝る斎藤に笑顔で答える黒田

 【ドジャース8―7ロッキーズ】ドジャースの黒田がロッキーズ戦に先発し6回5失点で勝利投手の権利を手に降板したが、抑えの斎藤が同点を許し本拠地初勝利は流れた。黒田が先発し、斎藤が逆転3ランを浴び史上初の同一試合での日本人先発勝利&セーブが消えたのが14日のパイレーツ戦。あれから11日後、同じ本拠地で悪夢が繰り返された。

 結果的に延長13回8―7でサヨナラ勝ちしたが「僕から掛ける言葉はないんですけど…本当に謝るしかない」と斎藤。1点リードの9回に登板し先頭に四球、次打者は左翼線二塁打。その際、三塁手ガルシアパーラが左ふくらはぎを痛めたが、すでに野手を使い切っていた。03年まで三塁手だった正捕手マーティンが急きょ三塁についたが、続く初球を代わった捕手ベネットが捕逸して同点に。「あの状況にしてしまったことの方が反省すべきところ」と斎藤は責任を一身に背負った。
 黒田は6回を自己ワーストタイの9安打5失点。制球に苦しんだが、味方が打撃と好守で援護した。「チームが勝って良かった。終わったことは次の登板に生かすだけ」。深夜1時近くの会見では言葉を絞り出した斎藤と、気持ちを切り替えていた黒田。その表情も対照的だった。

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2008年4月27日のニュース